生徒ファースト
前のブログでも書きましたが、私はレッスンで怒ることは、ほとんどありません。
音楽は表現ですから萎縮してしまっては表現どころではありませんからね。
ただ、お家での練習があまりに出来ていない時はすぐ分かりますので、注意はします。勿論その子に合わせてですが。
練習してきてほしいのは、私のためでもお母様のためでもありません。
生徒さん、お子さん自身のためです。
誰にも怒られなくても、レッスンに来て弾けないと楽しくなくなります。
1週間前に教わったところを思い出しながら弾くので、取り戻すのに時間がかかり、少ししか進めません。
ですので、達成感がありません。その悪循環になると、やめたくなってしまいます。
お家での練習が少なくてもレッスンに来てまあまあ弾けることがあります。
これは、読譜力が上がったからです。
初めて見た楽譜でも読みながら何とか弾ける。
言うまでもありませんが、そうなるまでにお家での練習をしてきたから出来るのです。
それでいいわけではありませんが、それくらいまで読譜力が上がるとお家練習も楽になり、新しい曲に取り組むのも苦にならないようになりますよ、ということなのです。
ですので、ピアノを楽しく続けていける為に、読譜力をつけることには力を入れます。
楽譜を楽に読めることは他の楽器演奏にも役に立ちます。知らない曲も聞いた事のない曲も弾けます。それに、世界共通です。
そのためにも、とくにはじめは、お家の方に協力していただいて、練習ができるようにしていただきたいのです。
弾くのは生徒さんです。習い事の主人公はお子さん自身です。
生徒さんがピアノに取り組むことで成長し、豊かな音楽のある人生をおくってほしいと、それを1番に考えています。
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