ショパン バラード 第1番
フィギュアスケートを見ると、わたしはいつも、スポーツと言うより芸術の域だなと感じます。
羽生くんがショートプログラムで選んだ曲はショパンのバラード第1番。クラシックファンならよく知っている曲だと思います。
曲と同じく、後半に盛り込まれた難易度の高い技とドラマチックな最終のフレーズ。
子供たちが、この曲知ってるとか、知らないとかいう時があります。学校でも生徒が興味を持つために、よく耳にする曲を選んで歌ったりします。学校では音楽に全く興味を持たない子供たちもいますから、それでいいのかもしれません。
現代はたくさんの音楽に溢れています。その中で大半の人が触れる機会の多いのは、ドラマの主題歌など、コンビニで流れているような曲です。
ですから、家庭や幼稚園や学校で聞かなければ、ずっと「知らない曲」になってしまいます。
ピアノ教室に通おうと思うような興味のあるお子さん方には、色々なクラシックの曲、ピアノ曲に触れてほしいと思っています。
200年も前に作られた曲が今も残っているのは、それだけの価値が認められ、感動した沢山の人がいたからだと思うのです。
2月16日、日本中、世界中に一体何回ショパンのバラードが流れたでしょうか!
ちなみに、宇野くんの演技の後半は、イタリアオペラ トゥーランドットの中のアリアで、荒川静香さんも使っていらっしゃいました。
この機会に、たくさんの人がクラシック音楽に興味を持ってくれたら嬉しいなと思います。
バラードも、編集なしの初めから終わりまで、是非きいてみてください。
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