ピアノは楽しく心地よい
前のブログで、ピアノについての大変な側面を先にお話しました。
これは、ピアノ楽しいですよ、子供の情操教育、脳にもよく、生きていく力になります!
と声を大にして言いたいのですが、やってみてこんなはずではなかった、などとなると、良いところばかり打ち出して買わせる商品宣伝みたいになってしまうので、あえて後ろ向きなお話を先にしました。
ここからは、そんな面倒なことを何でわざわざするのか、についてです。
まず、ピアノ教室の大半はクラシックピアノです。
電気を必要としない生のピアノを、いかに使いこなすか、を学びます。
生のピアノは、電化製品のように、電源を入れて、このボタンを押せばこの機能が働くという単純なものではありません。
ドの鍵盤を押せばドの音が出るという意味では弦楽器や管楽器より単純に感じるかもしれませんが、音とリズムがあっていればそれでいいというものではないのです。
もし、押す場所を知って耳でリズムを覚えて曲になればいい(耳コピー)と思うなら、独学で出来るので習う必要はないと思います。
ピアニストが弾くような感じで心地のよい演奏を楽しみたいと思うなら、ピアノのレッスンに通う価値があると思います。
クラシックピアノ演奏は、200年もの前の作曲者が楽譜に記したものを忠実に(勿論弾く側がよく読み解いて)再現する演奏です。最近作られた曲の演奏や練習もありますが、目標のひとつの大きな段階として、ベートーヴェンやモーツァルトの様な作曲家の作品を再現できる読譜力とテクニックを身につけるのが、クラシックピアノ教室です。
それが目標で、それまでには小さい積み重ねが必要になってきます。
それらひとつひとつを達成できる喜びと、心地よく弾ける楽しさは、面倒な練習をはるかに上回るものがあります。
次は具体的に、ピアノを習うのに必要なことについてです。
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